雨水タンクのある暮らし(3) 雨水、洗濯に使ってます♪
【住まいづくりのススメ】
雨水タンクのある暮らし(3)
<PDF版/905KB>
→ダウンロードして読む
http://www.aoibiwako.org/catalog/flyer_b4_usui_2010autumn.pdf
雨水、洗濯に使ってます♪
雨水は、水道水よりも洗濯に適しているらしい、ということは以前にご紹介しましたが、ちょっと抵抗があるなぁ、と思うのが正直なところ。
そんな折、実際に雨水で洗濯をしている方が京都にいらっしゃるとの情報を得て、お宅を訪ねました。京都・雨水の会会長の上田正幸さんのご案内のもと、京都で私たちが目にした光景は…?
水やりだけじゃ、使いきれなくて。
お訪ねしたのは京都市左京区、山本喜久子さんのお宅。京阪出町柳駅から狭い路地を5分ほど歩いて着きました。

4年前、テレビで知ったのをきっかけに雨水利用を始められた山本さん。まずは散水用にと、200Lのポリエチレン製タンクを設置されました。ところが、「水やりだけじゃ使いきれなくて」。車洗いにと思っても、車庫とタンクは家の端と端。ならば…と思いつかれたのが、洗濯だったそうです。
最初はバケツに雨水を汲んで運ばれていましたが、さすがの重労働に山本さんもギブアップ。京都雨水の会に依頼し、ドイツ製の雨水コレクターと水中ポンプを使った雨水利用システムを整えられました。

シャワーの水も、もったいない。
山本さんのお宅には、階段下のスペースを生かした洗濯室があり、二槽式の洗濯機が2台並んでいます。短時間で大量の洗濯物を洗うための工夫です。
洗濯機の上にあるスイッチを入れると、タンクの中のポンプが回って、洗濯機につながれたホースから雨水が注がれます。濁りはまったくありません。
雨水は洗浄力も高いので、「雨水で洗濯するときは、洗剤の量を少し減らしています」と山本さん。
しかし雨水ではすべての水を賄いきれないので、お風呂の残り水も洗濯機のポンプでくみ上げて使い、それでも足りない分を水道水で補われているそうです。
ふとお風呂に目をやると、なぜか洗い場にポリバケツが。「シャワーを使う時、お湯が出るまでに水が出るでしょ。それももったいなくて、家族にはポリバケツに貯めてもらって、洗濯に使ってます」
雨水利用を始めたことで、それまで気にしていなかった水の無駄遣いが目につくようになったそう。まさに「住まいが変われば、暮らしが変わる」とは、このことです。

山本さんが雨水を洗濯に使われたきっかけは、大仰な使命感ではなく、「水やりだけでは水が使いきれなかったから」という、なんとも素朴な動機でした。
山本さんにとっては雨水も、お風呂の残り水や水道水と同じ、洗い水。
雨水を「汚いもの」「水道水とは別のもの」と思いこんでしまっているのはきっと、雨水を使っていないから、なのでしょう。
まず雨水を使うこと、雨水と親しむこと。そこから始まる意識の変化を、ちょっとずつ楽しんでいきませんか。
雨水フォーラム2010 in京都

去る6月26日、京エコロジーセンターで開催された雨水フォーラム2010 in京都(主催:京都・雨水の会)に碧いびわ湖からも代表の村上が参加し、講演をさせていただきました。
雨水市民の会・村瀬誠氏による基調講演のキーワードは「流すから溜めるへ」「依存から自立へ」「ライフラインからライフポイントへ」。防災、コミュニティづくり、途上国支援など、現代社会の課題解決における雨水利用の可能性が示されました。
来年2011年には、雨水ネットワーク会議全国大会が関西で開催される予定です。
(2010年9月)
NO.4 「心地いい庭のつくり方(Tさんの庭を訪ねて)」(2010年12月) NEW!!
→ダウンロード[PDF・B4版・378KB]
・交ざり、つながる、暮らしの庭
・子どものときの想い出と大震災の経験と
・雨水ネットワーク全国会議プレシンポジウム
はじめませんか?雨水タンクのある暮らし。
→(利用案内)雨水タンク・雨水利用システム
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e566133.html
雨水タンクのある暮らし(3)
<PDF版/905KB>
→ダウンロードして読む
http://www.aoibiwako.org/catalog/flyer_b4_usui_2010autumn.pdf
雨水、洗濯に使ってます♪
雨水は、水道水よりも洗濯に適しているらしい、ということは以前にご紹介しましたが、ちょっと抵抗があるなぁ、と思うのが正直なところ。
そんな折、実際に雨水で洗濯をしている方が京都にいらっしゃるとの情報を得て、お宅を訪ねました。京都・雨水の会会長の上田正幸さんのご案内のもと、京都で私たちが目にした光景は…?
水やりだけじゃ、使いきれなくて。
お訪ねしたのは京都市左京区、山本喜久子さんのお宅。京阪出町柳駅から狭い路地を5分ほど歩いて着きました。

4年前、テレビで知ったのをきっかけに雨水利用を始められた山本さん。まずは散水用にと、200Lのポリエチレン製タンクを設置されました。ところが、「水やりだけじゃ使いきれなくて」。車洗いにと思っても、車庫とタンクは家の端と端。ならば…と思いつかれたのが、洗濯だったそうです。
最初はバケツに雨水を汲んで運ばれていましたが、さすがの重労働に山本さんもギブアップ。京都雨水の会に依頼し、ドイツ製の雨水コレクターと水中ポンプを使った雨水利用システムを整えられました。

シャワーの水も、もったいない。
山本さんのお宅には、階段下のスペースを生かした洗濯室があり、二槽式の洗濯機が2台並んでいます。短時間で大量の洗濯物を洗うための工夫です。
洗濯機の上にあるスイッチを入れると、タンクの中のポンプが回って、洗濯機につながれたホースから雨水が注がれます。濁りはまったくありません。
雨水は洗浄力も高いので、「雨水で洗濯するときは、洗剤の量を少し減らしています」と山本さん。
しかし雨水ではすべての水を賄いきれないので、お風呂の残り水も洗濯機のポンプでくみ上げて使い、それでも足りない分を水道水で補われているそうです。
ふとお風呂に目をやると、なぜか洗い場にポリバケツが。「シャワーを使う時、お湯が出るまでに水が出るでしょ。それももったいなくて、家族にはポリバケツに貯めてもらって、洗濯に使ってます」
雨水利用を始めたことで、それまで気にしていなかった水の無駄遣いが目につくようになったそう。まさに「住まいが変われば、暮らしが変わる」とは、このことです。

山本さんが雨水を洗濯に使われたきっかけは、大仰な使命感ではなく、「水やりだけでは水が使いきれなかったから」という、なんとも素朴な動機でした。
山本さんにとっては雨水も、お風呂の残り水や水道水と同じ、洗い水。
雨水を「汚いもの」「水道水とは別のもの」と思いこんでしまっているのはきっと、雨水を使っていないから、なのでしょう。
まず雨水を使うこと、雨水と親しむこと。そこから始まる意識の変化を、ちょっとずつ楽しんでいきませんか。
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去る6月26日、京エコロジーセンターで開催された雨水フォーラム2010 in京都(主催:京都・雨水の会)に碧いびわ湖からも代表の村上が参加し、講演をさせていただきました。
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はじめませんか?雨水タンクのある暮らし。
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http://aoibiwako.shiga-saku.net/e566133.html
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2011年01月27日 Posted byaoibiwako at 21:07 │Comments(0) │★雨水タンクのある暮らし
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