ここからつくる、未来の原型(農ある暮らしと住まいづくり)

松本邸記事


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http://www.aoibiwako.org/catalog/flyer_b4_sumai_2014autumn.pdf

 昨春に完成した草津市の綾さんのお宅に続き、「身近な自然とつながる住まい」のお手本のような住まいがこの春、東近江市愛東に完成しました。
 お家を建てられたのは松本繁世さんご一家。本職はお医者さんで、無農薬のお米やお野菜も育てられる、農のある暮らしの実践家です。愛東に居を構えられたその想いとは?(聞き手:村上悟)

★雨水は、微生物も喜ぶ
-「天然住宅」※1で建てられましたね。
 以前住んでいた家にいろいろと不満が出てきた折、鎌仲ひとみ監督※2と田中優さんの対談のDVDを見て、天然住宅の事を知りました。資料を取り寄せ、建築士の相根さんも訪ね、お話をして、お願いすることにしました。地元の木を使うことができ、住み心地よく、とても満足しています。
-4.6tの雨水タンクを設置されましたね。
 雨水は、ほんとうにありがたいです。肥料や土づくりなどに微生物を培養しているのですが、雨水はそのまま使えるし、すごく調子がいい。水道水だと、カルキを抜いたりする処理が必要なのです。雨水は植木や苗床にも、とてもいい感じです。

注1)天然住宅-「森を守って健康、長持ち」をコンセプトに建築士の相根昭典氏と文筆家の田中優氏が代表を務める非営利住宅事業。
注2)鎌仲ひとみ監督-ドキュメンタリー映画監督。原子力問題に関する映画を数多く制作。現在、内部被ばくに関する映画の制作資金を募集中。


松本さん記事写真1


★農は民主社会の原点
-松本さんは農を大切にされていますね。
 長年、医療に関わってきましたが、やっぱり健康の原点は、食べものですから。そこからきっちりやりなおさないといけない。
 それからもう一つ、医療でも福祉でも、これからは個人や家族の単位ではなく、社会全体で受け止めていくことが必要だろうと思います。そのためにも本当の意味での民主主義、つまり共同性を培っていく、ということが必要だろうと思います。
 農業は一人ではできません。だから分業と役割分担、そして共同作業が生じます。
-なるほど農業は民主社会の原点ですね。
 今の暮らしは土から離れすぎていると思います。誰もが何らかの形で農に関わるようにしていきたいです。

松本さん記事写真2

★未来の原型となる暮らしを
-愛東に住まわれてみての印象は?
 つながりがすごいなぁ、と思います。愛のまちエコ倶楽部さん、kikitoさんなど、さまざまな方々が多様につながっていて。
 環境も、福祉も、社会みんなで、コミュニティでみていくことができるという予感があります。
-これから特に取り組みたい事は何ですか。
 食の安全をきっちりとすることと、環境とエネルギーのことですね。
 そして宮台真司さん※3がおっしゃっる「お任せしてブーたれる社会」を卒業して「自分が参加し、助け合う社会」を実現していきたいです。「未来の原型」となるような社会をここからつくっていきたい、と。
-ぜひご一緒に!ありがとうございました。

注3)宮台真司さん-社会学者。首都大学東京教授。


* * *


<お知らせ>

2014年10月18日(土)に開催する会員交流会で、松本さんのお宅も見学します!
10/18土)好きな暮らし、ひとつまみ。~愛東で暮らしとなりわいのヒント探し~
 
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e1086647.html

お問い合わせ先
  特定非営利活動法人 碧いびわ湖 (旧滋賀県環境生活協同組合)
  521-1311滋賀県近江八幡市安土町下豊浦3番地
  電話 0748-46-4551
  FAX 0748-46-4550
  Eメールinfo☆aoibiwako.org ※「☆」印を@に変えてください。

活かして暮らそう、雨水、お日さま、森の木々。
あなたと考え、カタチにします。

リフォーム、新築いずれのご相談もお受けいたします。


<<碧いびわ湖の住まいづくり ~身近な自然とつながる住まいへ~  


家庭菜園のある暮らし(滋賀県産の有機肥料)



家庭菜園。
「興味はあるけど難しそう・・」という方が、案外多いのではないでしょうか?

そこで今回は、畑づくり3年目、愛荘町の冨江小夜香さんをお訪ねして、家庭菜園の楽しみ方を教えていただきました。

---畑をはじめたきっかけは?
 大好きなじゃがいもを植えたい!って。
 単純です(笑)。買うと高いし、案外簡単に
 育つ、って聞いたので。

---家庭菜園のいいことは?
 「菜付き」で採れることです。
 子どもに、野菜のほんまの姿を
 見せられるでしょ。

---農作業はいつするの?
 子どもを送りだしたあとの午前中です。
 野菜見てるだけで楽しくなるし、癒されます。
 身一つで日向ぼっこして、春になったら何植え
 ようかなぁ、って考えてる時間が至福です♪

---ご家族の協力は?
 実はこの畑、もとは駐車場で、石だらけ
 でかちかちだったんです。私がツルハシ
 で掘り起こしてたら旦那が手伝って
 くれて。毎年少しずつ「開墾」してます。

以前は買い物でストレス発散をしていたという冨江さん。
でも野菜を育てるようになってから、子育てでも”待つ”ことを楽しめるようになったそうです。
畑づくりで得られるのは、どうやら「収穫物」だけではなさそうです。
気づき、感動、価値観の転換…。
思いきって始めてみたら、いろんな「収穫」が待ってそうですね。

冨江小夜香(とみえさやか)さん
愛荘町在住。職場の友人の紹介で有機食品の宅配を利用し始めたことから、徐々に価値観が変化。5年前に息子さんを自宅出産したことで、環境や社会への関心も高まったそうです。現在、彦根の子育てサークル「ぴゅあクラブみつば」で活動中。


 *

◆家庭菜園のある暮らし
 ~滋賀県産の有機肥料~

 (共同購入のご案内)

 →ダウンロード(PDF・B4版・445KB)
  http://www.aoibiwako.org/catalog/catalog_b4_hiryo_2011autumn.pdf

◆商品情報

<もみがらくん炭>
100L・735円(No.284)
あいとうエコプラザ菜の花館製(東近江)
※土壌改良に最適。かちかちだった冨江さんの畑も、
 このくん炭のおかげでふかふかになりました。
※大好評のため、生産が追いつかないことがあります。
 その場合、入荷までしばらくお時間いただくことがあります。


<圧搾式 油粕>
20kg・2,260円(No.255)
愛知食油製(愛荘) 
※国産菜種
※冨江さん、大のお気に入り。元肥にしたり、土・くん炭
 ・腐葉土と混ぜて追肥や土寄せに。


<乾燥 牛糞>
40L・ 420円(No.253)
大中産(近江八幡・安土)

<発酵 鶏糞>
15kg・420円(No.256)
小杉養鶏製(近江八幡・安土)


◆ご注文方法
 →電話・ファックス・Eメールで碧いびわ湖まで、ご注文ください。

 <ご注文先>
  碧いびわ湖(平日の9:00〜18:00)
  521-1311滋賀県蒲生郡安土町下豊浦3番地
  電話 0748-46-4551・ファックス 0748-46-4550
  Eメール info★aoibiwako.org (★印を@に変えてください)

 <メールでの注文について>
 下記を、メール本文にコピー&ペーストし、必要事項をタイプして、
 碧いびわ湖(info★aoibiwako.org/★印を@にしてください)まで
 お送りください。

 -----------(注文メール本文ひな形/ここから)-----------
 ◆「春になったら、 何植えよう♪(家庭菜園のある暮らし)」のご注文◆

 □お名前:
 □お電話番号:
 □お届け先(※初回利用時のみ):
  〒

 (ご注文の商品と個数)
<もみがらくん炭>
100L・735円(No.284) ×__袋
※大好評のため、生産が追いつかないことがあります。
 その場合、入荷までしばらくお時間いただくことがあります。


<圧搾式 油粕>
20kg・2,260円(No.255) ×__袋

<乾燥 牛糞>
40L・ 420円(No.253) ×__袋

<発酵 鶏糞>
15kg・420円(No.256) ×__袋

 ↑↑↑【個数の記入】をお忘れないようお気をつけください〜↑↑↑

 (ご希望の配送月)
  __月
  ※配送日は、配送エリアによって異なります。
   詳しくは、こちらのページ(配送日)でご覧ください。   
   1週間前までにご連絡ください。

 (メモ)
  ※なにかあればお書きください。

以上
 -----------(注文メール本文ひな形/ここまで)-----------


◆その他
 <碧いびわ湖の共同購入>について、詳しくは、以下のページを
 ご覧ください。
 http://aoibiwako.shiga-saku.net/e334089.html
  


2011年01月18日 Posted by aoibiwako at 19:32Comments(0)★菜園のある暮らし