蛍光灯をカエル、でピークカット♪(事業所のみなさんへ)

(2012年8月1日 内容更新しました)


「がんばって節電しているけれど、これ以上は無理かな」
「蛍光灯が切れた。そろそろ更新時期かな」
「この夏の電力ピークをおさえてデマンド契約の電気料金を下げたい」
などとお考えの中小規模事業所のみなさんへ

暑くない、暗くない、コスト的にも無理のない、
ピークカット(節電)対策のご案内です。







蛍光灯をカエル、でピークカット♪

古くなった蛍光灯器具は、
高効率照明に切り替えましょう!






☆明るさそのまま、電力消費量を約半分に減らせます☆
☆必要経費は電気料金の削減分で回収できます☆


わたしたちは、どんな未来を子どもたちに贈るのでしょう?



★福島原発事故で明らかになった、エネルギーの問題


 こんにちは。碧いびわ湖の村上 悟 です。

 年々、わたしたちが生活や仕事で使う電力の消費量は増え続ける一方です。
 それにともなって際限なく増設されてきた発電所からは、大量のCO2が火力発電所から放出され、また原子力発電所からは処分方法が決まっていない放射性廃棄物が生み出されています。(そして昨年にはとうとう、福島では甚大な事故が発生してしまいました。)
 また、こうした海外の資源(石炭・石油やウラン)を大量に消費する暮らし(生活・産業)は、電気代として支払ったお金が地域(国内)から流出し、資源を保有する一部の地域や人々の元に集中してしまうことから、(もともとエネルギーの供給地だった)中山間地域の経済の衰退や、世界的な経済格差や戦争を生む原因の一つになっているとも言われています。

このままでは、明るい未来は描けない、と思います。
地域で自立し循環するエネルギーの流れをつくらないと、と。


★省エネ・節電は、未来世代への贈りもの

<長期的に>エネルギーの自給率を高めていくために

[地域でのエネルギーの自給率]は、
[エネルギーの生産量]/[エネルギーの消費量

で決まります。
したがって、エネルギーの生産量を増やす(自然エネルギーでの発電を増やしたり、太陽熱やバイオマスのエネルギーを活かしたりする)ことと、エネルギーの消費量を減らすことは、同じだけ重要です。
生産できる食料に限りがあるように、自然エネルギーでまかなえる量には、限りがあります。
ですから年々増え続けているエネルギー消費量、電力消費量を、これ以上増やさず、逆に減らしていくことは、エネルギーを地域で自給できる社会をつくっていくために必要なことだと思います。


<短期的に>原子力発電に頼らない社会にしていくために
 原子力発電にたよらない社会を作っていきたい、という想いを今、多くの方が持っていると思います。しかし、滋賀を含む関西電力管内は、原子力発電への依存度が高かったために、他の地域と異なり、原子力発電所がない場合の供給力が、需要を下回る懸念がある、といわれています。
 しかし、原子力発電がない場合に需要が供給力が上回るといわれているのは、猛暑の夏の平日に限られていることが知られています。このときの「ピーク需要」を下げることができれば、まずは原子力発電所がなくてもやっていけるところまで需要を下げることができます。
 関西電力管内の人口は2000万人といわれていますので、一人あたり100W(0.1kW)の節電をするだけで、みんなで200万キロワットの節電となり、これで原子力発電所2基が不要になることになります。


すなわち、私たちが今、省エネ・節電を進めていくことは、自然エネルギーを活かした発電所をつくるのと同じく、原発のない未来、地域でエネルギーを自給できる未来を遺していくための、未来世代への贈りものと言えると思います。



★夏のピークカットは、事業所での対策が重要です

一年で電力需要が最も高まるのは真夏の平日の昼間です。
このとき、使用されている電力の7割は業務用だといわれています(9割という試算もあります)。
その中でも特に「空調」が4割「照明」が3割を占めるといわれていますので、まずそれらを削減することで大きな効果を出すことができます。



夏の電力需要の構成(右の円グラフはピーク時の業務部門の構成)


★まずは簡単にできる対策から

まずは、設備投資をしなくてもできるソフト対策から始めましょう。
これだけでも10%以上の節電効果が得られると言われています。

空調については、
○設定温度を上げる(28℃など)
○窓を閉めて熱が流れ込まないようにする
といった基本的なことの他に
○室外機にすだれをかけて冷えやすくする
○濡れ手ぬぐいを首にかけてからだを冷やす
○扇風機を導入してエアコンの効果を高める
といったアイディアがあります

照明については
○必要のないところをこまめに消す
○照明を間引く
○白熱球をLED球に替える
○卓上ライトを活用する

といった対策があります。

あと、このような対策と並行し、電力使用量をモニタリングすることは日々の努力を自己評価するためにもとても有効です。
○事業所にある電力メータを毎日同じ時間に電力メータをチェックすれば毎日の電力消費量をチェックできますし、1時間ごとにチェックすれば時間ごとの消費電力も調べられます。
○また高圧電力契約の場合、毎日のピーク電力が表示されていますので、それで確認することもできます
(投資できる事業所では「デマンドコントローラ」と呼ばれる機械をとりつけるのも有効です)


★そして、蛍光灯を替えましょう

以上のような対策をしても、どうしても消せない照明や空調があります。
そこで、蛍光灯の更新です。
(もし空調の更新も検討できるところは、ぜひ併せてご検討ください)

今、お使いの蛍光灯が従来型のものならば、新型の高効率蛍光灯器具に交換しましょう。
それによって消費電力量を約半分にすることができます。
先に述べたように、業務部門では夏のピーク時、照明器具が約20~30%を占めるといわれていますので、それを半分にすれば、約10~15%の節電ができることになります。
しかもこの節電方法は、夏だけでなく、一年を通しての節電効果が得られますし、節約した電力で回収ができる、経済的にも無理のない方法です。
(一日10時間点灯している蛍光灯の場合、1台あたり年間約2,000円の節電になります。さらにプルスイッチをつけて一台ごとに節電できるようにすることで、職員さんの節電意識も高まり、節電効果をより高めることができます。)

すべての照明を切り替えることができなくても、点灯時間が長いものから優先して切り替えることで、回収年数を短くすることができます。


蛍光灯のタイプ別の消費電力

そこで碧いびわ湖では、「電気をカエル計画・滋賀」のみなさんと連携し、中小事業所さんを対象とした高効率蛍光灯器具への切り替えを企画しました。

取扱い機種は反射板付高効率蛍光灯LED照明の二種類に対応しています。


誰もが使いたいだけ電気を使う暮らしはもうやめて、限りある電気を無理なく賢く分け合う暮らしへと、変えていきましょう。
節電は、限られた量の電気を互いに譲り合う「エネルギーギフト」であり、未来世代によりよい社会を遺す、未来への「ギフト」でもあります。

ぜひ、導入をご検討ください。


★導入の一事例
こちらのページをご覧ください
→導入事例「蛍光灯の更新工事事例(竜王町・D製作所)」
 http://aoibiwako.shiga-saku.net/e819666.html



★主な取扱い機種のご紹介
(他の機種も取扱いしております)

低コストで大きな効果
A.反射板付きHf蛍光灯



アイゼット社製 リライト RLT-KZV32101
 11,700円 税別
(100台単位で共同購入すれば10,600円となります)
(標準価格 21,300円)

「高反射率反射板」と「高効率蛍光灯」の組み合わせによって、2本の蛍光灯を1本に減らします。

<特徴>
○低コストです
○蛍光灯の交換本数も半減します



(メーカーの製品紹介サイト)
http://www.iz-inc.co.jp/products/relight.html


長寿命で交換の手間が大幅減
B.蛍光灯型LED照明

KOHDEN社製 B4 40VN2

 15,300円 税別
(100台単位で共同購入すれば13,600円となります)



蛍光灯に比べて消費電力が半分、
寿命が4倍(5万時間)の蛍光灯型「LED照明」です。


<特徴>
○長寿命です
○まぶしくなく、蛍光灯とそっくりの使用感です

(メーカーの製品紹介サイト)
→LED照明http://www.kohden-eco.com/index.php?Page=001-001-002
→LED器具http://www.kohden-eco.com/index.php?Page=002&PID=005


【備考】
○ 標準取り付け工事代金は1台あたり1,500円です(10台~)
○ プルスイッチ(ひもスイッチ)の取付も可能です (+1,000円/台)
○ 40W型以外のサイズ、形状の器具についても、取扱い可能です。
○ 「水銀灯」の高効率照明も取り扱い可能です。



★お問い合わせから工事実施までの流れ

1.碧いびわ湖へのお問い合わせ
 まず、お電話、メール、FAX等でご連絡ください。
   ↓
2.ヒアリング
 担当者がご連絡を差し上げ、ご要望をお伺いいたします。
   ↓
3.現地調査
 電話であらかじめお伺いしたご要望に沿って、現地を確認し、更新の計画を練ります。
 また、その際に、それぞれの照明のご使用時間などについてもお伺いします。
   ↓
4.更新プランの検討
 現地調査とヒアリングをもとに、更新の計画をご提案いたします。
 削減できる電力と、コスト、かけた費用の回収年数などをお知らせいたしますので、これを基に更新プランをご検討いただきます。
   ↓
5.工事前確認と見積もりの精査
 仮発注をいただいた段階で、工事業者さんと再度現地を確認し、工事個所の点検と見積もりの精査をいたします。
   ↓
6.発注・工事
 精査後の見積りで正式に発注をいただきましたら、工事を実施いたします。


★蛍光灯器具の更新についてのQ&A

Q.100台単位での共同購入とはなんですか?
注文をとりまとめることで、メーカーさんからの仕入価格を下げ、低価格で購入するためのしくみです。自分の事業所だけでは少なくても、お知り合いの事業所に呼びかけて一緒にご注文いただくことで、更新にかかるコストをさげることができます。碧いびわ湖でも、複数の注文をとりまとめられるように努めます。

Q.どちらの機種を選べばよいですか?
初期コスト重視なら反射板付きHf蛍光灯、電灯の寿命と交換の手間を重視するなら、LED蛍光灯がおすすめです。

Q.LED照明はまぶしかったり光が広がらなかったりすると聞いていますが、大丈夫ですか?
たしかにLEDの中には性能や品質の低いものがありますが、今回取り扱うLEDは、光の広がりが広く、まぶしさも気になりません。

Q.近所の電気屋さんでも工事できますか?
大丈夫です。一般的な照明器具の交換と同じです。心当たりがない場合は、碧いびわ湖でご紹介も承ります。

Q.今まで使っていた器具はそのまま使えますか?
現在ある器具をそのまま使うことが可能な場合もありますが、安全性の面から、原則的には器具ごと取り換えることをお奨めしています。

まずは、お電話、FAX、メール等でお問い合わせください。


★ご連絡先
特定非営利活動法人 碧いびわ湖  担当 村上
電話 0748-46-4551 メール info★aoibiwako.org(★を@にして送信)
〒521-1311 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦3 FAX 0748-46-4550

  


2012年07月30日 Posted by aoibiwako at 18:17Comments(0)2012夏のピークカット大作戦

ピークカットソング(動画)

みんなでやろう!夏のピークカット大作戦
【みんなでやろう!夏のピークカット大作戦】

ピークカットソング
by はるや
in 針畑 7/18 針畑/朽木・滋賀


in あかるい未来会議 7/7 碧水ホール/水口・滋賀


 *

(碧いびわ湖からお知らせ)

節電対策を検討されている事業所のみなさんへ

【みんなでやろう!夏のピークカット大作戦 特別企画】
蛍光灯をカエル、で15%節電♪
高効率蛍光灯器具の「共同購入」にご参加ください

詳しくは、以下のページにて
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e802003.html
  


2012年07月11日 Posted by aoibiwako at 17:50Comments(0)2012夏のピークカット大作戦