みかん山は笑顔の実る山でした。~省農薬みかん集荷レポート~
11月6~7日に初回お届けをさせていただい省農薬みかん。その前日、11月5日に産地の和歌山を訪ねた時のレポートです。
トラックの運転は、環境生協の前理事長藤井絢子さんのだんなさま、藤井明徳さん。
助手席に座った私には初めての風景も、明徳さんには毎年見慣れた風景なのでしょう。
安土の事務所から名神に乗り、阪和道を下りました。和歌山県に入ったあたりから、ぽちりぽちりとみかん園が目に入るようになり、下津ICを降りたときには、周囲の丘陵地はみかん園でびっしりでした。
曲がりくねった道をのぼりのぼり、行きついた先に、仲田芳樹さんと京大農薬ゼミが30年にわたって育ててこられた省農薬みかん園はありました。海を見下ろす丘に、ずらりと実った黄色いみかん。晴れ晴れとした景色と海の香りを、僕は胸いっぱいに吸い込みました。
途中で、仲田芳樹さんの息子さん、尚司さんにもすれ違いました。碧いびわ湖のトラックを見て声をかけてくださいました。「おぉ~、お久しぶり」「お変わりなく~」明徳さんと気さくに声を交わされます。
以前はフルタイムで市内に勤務し、コンピュータのお仕事をされていたそうのですが、今は非常勤勤務にしてお父さんとみかん園をいっしょにされているそうです。
「親父が上で待ってますよ」尚司さんがおっしゃるとおり、みかん園の小屋では、仲田芳樹さんが、出荷の準備を整えてお待ちくださっていました。
「今年のはきれいにできたでぇ」と、満面の笑みで迎えてくださった仲田さん。その笑顔に出会えただけで、ロングドライブの疲れも吹き飛びました。
明徳さん、仲田さんと3人でトラックに積み込んで、しばし歓談。
小屋の横には、キウイの棚も。
「他んとこは、大きくするためにホルモン剤をつかったりしてるけど、うちは自然のまんま。もちろん農薬は使ってない」と胸を張っていらっしゃいました。
まだ少し早かくて賞味させていただくわけにはいきませんでしたが・・・。
帰りがけには、仲田芳樹さんの奥さんに、帰りの道中には、仲田さんのお兄さんにもすれ違うことができました。みなさん、温かくて気さくな笑顔の方々ばかり。
みかんの山は、ほっこり笑顔が実る、山でした。
帰りがけ、小屋の前で何か茶色いものが動いているな、と思ったら、カマキリでした。
ちっちゃなちっちゃな虫がいて、ちょっと大きな虫がいて、その虫を食べるカマキリがいて・・・そんな自然の命のつながりが、このみかん園には生きているんだ、と実感しました。
あたたかい人の営みが、生き物の営みを支え、生き物の営みが、人の営みを支えている。
そんな中で自ずとわき出る、屈託のない笑顔。
僕らがめざす、「びわこ未来」の姿のモデルを、見せていただけた一日でした。
仲田さん、みなさん、ありがとう!
次回のお届けは12月5~6日、最終便は25~26日です。
ぜひ一度、ご賞味ください!
(省農薬みかんのご利用案内)
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e342120.html
トラックの運転は、環境生協の前理事長藤井絢子さんのだんなさま、藤井明徳さん。
助手席に座った私には初めての風景も、明徳さんには毎年見慣れた風景なのでしょう。
安土の事務所から名神に乗り、阪和道を下りました。和歌山県に入ったあたりから、ぽちりぽちりとみかん園が目に入るようになり、下津ICを降りたときには、周囲の丘陵地はみかん園でびっしりでした。
曲がりくねった道をのぼりのぼり、行きついた先に、仲田芳樹さんと京大農薬ゼミが30年にわたって育ててこられた省農薬みかん園はありました。海を見下ろす丘に、ずらりと実った黄色いみかん。晴れ晴れとした景色と海の香りを、僕は胸いっぱいに吸い込みました。
途中で、仲田芳樹さんの息子さん、尚司さんにもすれ違いました。碧いびわ湖のトラックを見て声をかけてくださいました。「おぉ~、お久しぶり」「お変わりなく~」明徳さんと気さくに声を交わされます。
以前はフルタイムで市内に勤務し、コンピュータのお仕事をされていたそうのですが、今は非常勤勤務にしてお父さんとみかん園をいっしょにされているそうです。
「親父が上で待ってますよ」尚司さんがおっしゃるとおり、みかん園の小屋では、仲田芳樹さんが、出荷の準備を整えてお待ちくださっていました。
「今年のはきれいにできたでぇ」と、満面の笑みで迎えてくださった仲田さん。その笑顔に出会えただけで、ロングドライブの疲れも吹き飛びました。
明徳さん、仲田さんと3人でトラックに積み込んで、しばし歓談。
小屋の横には、キウイの棚も。
「他んとこは、大きくするためにホルモン剤をつかったりしてるけど、うちは自然のまんま。もちろん農薬は使ってない」と胸を張っていらっしゃいました。
まだ少し早かくて賞味させていただくわけにはいきませんでしたが・・・。
帰りがけには、仲田芳樹さんの奥さんに、帰りの道中には、仲田さんのお兄さんにもすれ違うことができました。みなさん、温かくて気さくな笑顔の方々ばかり。
みかんの山は、ほっこり笑顔が実る、山でした。
帰りがけ、小屋の前で何か茶色いものが動いているな、と思ったら、カマキリでした。
ちっちゃなちっちゃな虫がいて、ちょっと大きな虫がいて、その虫を食べるカマキリがいて・・・そんな自然の命のつながりが、このみかん園には生きているんだ、と実感しました。
あたたかい人の営みが、生き物の営みを支え、生き物の営みが、人の営みを支えている。
そんな中で自ずとわき出る、屈託のない笑顔。
僕らがめざす、「びわこ未来」の姿のモデルを、見せていただけた一日でした。
仲田さん、みなさん、ありがとう!
次回のお届けは12月5~6日、最終便は25~26日です。
ぜひ一度、ご賞味ください!
(省農薬みかんのご利用案内)
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e342120.html
2009年11月26日 Posted byaoibiwako at 15:52 │Comments(0) │◆無農薬・省農薬のみかん
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