親以外の大人と接することが少ないと・・・

配送に回っていると利用者さんといろんなおしゃべりをします。

先日、守山の配送先でのおしゃべり。
私のライフワークである盆踊りの話題(新聞記事)からはじまって、
地域でのひととひととのつながりについて話題がそれ、さらには、
「最近の子どもたちは、親以外の大人と接する機会がとても少な
い」、「勉強はできても、仮に、東大卒業していても、対人関係が
うまくいかず、仕事にならない人が増えてきている」という話しに
なりました。

たしかにそうですね。
最近の子どもと言わずとも、自分でさえ、東京のニュータウンで核家
族が中心の世帯構成が多い地域で、自分の親以外の大人と接する
機会というのは限られていたように思います。

一方、滋賀に来てから、よそ者として垣間見させていただいた農村
では、薄れたとは言えども、地域内の横のつながりはいまなお残り、
それは、祭りや、川さらいや、なにかやと言った地域の共同作業に
よるところも大きいのだろうと感じました。

みなさんは、どんな子育てをされていますか?

子ども将来のことを考えて、また、可能性を伸ばすために、家や地
域の仕事は親が全部負担して、子どもは、習い事や塾に専念できる
環境を整えてやる。

それもひとつの方法なのかもしれません。ただ、お金を払って行かせ
る先(習い事や塾)で、子どもが、あまりにも過度にお客様扱いされる
のは気になりますね。でも、自分自身の経験からも、野球クラブなどは
すごい楽しかったし、向上心をつける良い機会だった気もします。

また、勉強はいいからと、自由に遊ばせてすごさせる。(小遣い与えて
ゲームセンター行って来いではどうかとも思いますが。)近くに野山が
あれば、そこを転げ回って学び取ることも多いでしょう。

滋賀に来てから、ことに「環境」系で出会う感性豊かな人びとの中には、
ままにして、そんな風に、野山を転げ周り、昆虫や魚、野鳥などに夢中
になっていたような人がいます。(うちの代表の村上もそんなひとりです)
環境教育の分野でよく言われることですが、自然とのふれあいの中で、
おのずと「センス・オブ・ワンダー」(byレイチェル・カーソン)が開かれ、磨
かれていくんでしょうね。

はたまた、炊事や洗濯、掃除、畑作業、地域の祭りごと、川さらえ、・・・
いろんな仕事をさせる。子どもなりに、家族や地域の一員として役割を
自覚して、働かせる。(あまり過度なのは、児童労働?児童虐待?)
地域のいろんな大人(サラリーマンもいれば、農家もいるし、学校の先生
もいるし、おばあちゃんもいるし、いろんな人がいる)や子どもの中で、
自然と人なれすることでしょう。

・・・・つれづれと。このくらいにて。



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2009年10月02日 Posted byaoibiwako at 22:11 │Comments(0)▼配送員のひと言メモ

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