ふるさと絵屏風と聞き書き

「心象図法」という手法を開発され、県内各地で「ふるさと絵屏風」を20枚余り制作されています。
地域のお年寄りからの徹底した「聞き書き」を繰り返し、集まったデータ(「知識」ではなく、「身識」と呼ばれてます)をもとに一枚の絵図を作成されます。
今回は、できたばかりという「南比良ふるさと絵屏風」(のコピー)を見せてくださいました。
これが、なかなか、すごくイイ!ですよー。
個人的には、絵の中のお寺さんに組まれた木製のやぐらに紅白幕、輪をつくって踊る人びとの図柄が気になりました。(私の夢のひとつに、ノンエレクトロニクスな盆踊りの再現というのががありまして。電気を使わない昔ながらでエコな盆踊り。地声。松明あかり。薄暗がり。輪をなして踊り乱れる男女!?)
上田さん、碧いびわ湖の村上(代表)とは、県立大学の一期生同しらしく、いろんな情報や意見を交換されてました。
*
ちなみに、村上さんから聞いたところ、上田洋平さんは、学生の頃から「耳の会」というのをつくって、徹底して地域にのこる「身識」を聞き書きしつづけてこられているそうです。
(有名な話しかもしれませんが)嘉田滋賀県知事も「聞き書き」をされてきた方です。(岩波ジュニア文庫の「生活環境主義で行こう」に詳しい)
また、昨年、上田さんがコーディネーターとして関わられた高島市の定住促進事業でゲストとして呼ばれた東京の環境=文化NGOナマケモノ倶楽部の辻信一さんも、聞き書きを得意とされてます。
近代化と都市化の流れのなかで見落とされてきた、地域(集落)に息づいていたであろう「身識」に目を向け、聞き出し、書き留めることが、注目されているようです。
春、野洲から守山の琵琶湖寄りあたり。雑観です。
「生きる」ということ 小出裕章さん 若い人へのメッセージ
近江八幡の水郷_北之庄の農場(百菜劇場)
守山で、ほたるが、ひっそり飛びはじめました。
栗東の竹林で「カスミサンショウウオ」!?
びわ湖・流域でたくましく生きる方に出会う
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2009年09月11日 Posted byaoibiwako at 13:45 │Comments(1) │▼配送員のひと言メモ
この記事へのコメント
上田洋平さんの講演録がネット上にありました
http://www.library.higashiomi.shiga.jp/jimoto/kouza/kouza1_19.html
※「身識」についても語られています。
辻信一さんが紹介されているブータンの話し。
GDP(Gross National Product)よりも、
GNH(Gross National Happiness)を、
というくだりもでてきます。
http://www.library.higashiomi.shiga.jp/jimoto/kouza/kouza1_19.html
※「身識」についても語られています。
辻信一さんが紹介されているブータンの話し。
GDP(Gross National Product)よりも、
GNH(Gross National Happiness)を、
というくだりもでてきます。
Posted by 配送員 at 2009年09月12日 05:53
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