薪ストーブでおうちカフェ 第2回、開催しました~♪

 去る1月24日、彦根の中野和子さん宅で、薪ストーブを囲んでのおうちカフェの第2回目を開きました。

 外は雪もちらつき、寒い風が吹いていましたが、薪ストーブで暖められたリビングは、ちょっと動くと汗ばむくらい。私も防寒のために着込んでいた服は何枚かぬいでしまいました。

 今回は平日の開催だったこともあり、お子さん連れのお母さんもたくさん集まってくださいました。
 まず簡単に顔合わせをした後、碧いびわ湖の村上から、身近なエネルギーや資源を生かした住まい(雨水利用、太陽熱利用、木質エネルギーの利用など)について入門的なお話しさせていただきました。



 次に、マックスウッドの回渕さんから、日本の森の現状と課題、海外の薪ストーブ事情などを、数値データも踏まえてお話しいただきました。
 特に、回渕さんがお仕事を通じて実現していきたいと考えていらっしゃる暮らしのビジョンや、「蓄熱式ストーブ」と呼ばれる燃焼効率も利便性も高いストーブのお話しなどは、なかなか聴くことのできない貴重なお話しで、みなさん熱心に質問をされていました。



 いったんブレイクをとって、和子さんが薪ストーブでコトコト煮詰めてくださったリンゴジャムをみんなで賞味。
 やさし~い甘さのリンゴジャムとあったかい飲み物で、心もアタマもホッとしました。



 そして、中野さんへの質問タイムでは「朝、火をつけてからあたたかくなるまでの時間は?」「どのくらいの頻度で薪をくべるの?」「何月から何月まで使うの?」といった生活感のある質問が出ました。
(ちなみに回答はそれぞれ「おおよそ30分」「2時間に1回くらい」「10月末~3月くらい」だそうです)
 そして話題は薪ストーブ以外の、「ストローベイルハウス」や、左官塗りできれいに磨きあがられたキッチンの壁など、自然素材と人の手で丁寧に作られたお家そのもののことにも広がりました。



 15時すぎには帰られた方が多く、流れ解散のような感じにはなってしまいましたが、みなさん、薪ストーブについての日頃の疑問を解いたり、新たな知識を得たりして、満足してお帰りいただけたようで、ほっとしています。

 会場を提供くださった中野さん、貴重な時間を割いて駆けつけてくださった回渕さん、そしてご参加くださったみなさん、ありがとうございました。


【アンケートに書いてくださった参加者さんの感想(抜粋)】

〇薪ストーブが実際に使われているところが見られて、とてもよかったです。電気にたよらない生活をより具体的に考えられる良い機会になりました。

〇是非いつか薪ストーブ生活をしたいと思いました。今日は薪ストーブについての入門講座という感じでしたので、これからも深く学べる機会があったら嬉しいです。

〇薪ストーブのお話し、とても参考になりました薪ストーブもとてもとてもあたたかかったです。リンゴジャムもとてもおいしかった!家もストローベイルハウスで温かみがあり、素敵なくらしをされているなぁと思いました。

〇すてきなおうちでした!いいもの、ほんものに直接触れることができるのは、うれしいですね。夢がふくらみまーす。ありがとう!

〇はじめの環境のお話は、つい最近洗剤や歯みがき粉などをしっかり見極めて使っていかないといけないなぁと、考え始めていたところだったのでとても興味深かったです。暖炉のお話も大変興味深く楽しいお話でした。

〇碧いいびわ湖さんの商品やこころざしも、素直にすごいなと思いました。主人と一緒に薪ストーブの話を聞きにいきたいなと思ってます。

〇初めて聞く話ばかりで、びっくりしましたし参考にしたいです。また、ゆっくりお話が聞かしてもらえるのを、楽しみにしています。

 * * * * *

 こうして、薪ストーブを囲んでのおうちカフェを2回開催してみて、たくさんの方が薪ストーブに関心を持ち始められている、ということと、同時に、正しい知識がまだまだ広まっていない、ということを実感しました。
 また、薪の調達がしやすい状況を作っていくことの必要性と、その道がまだ半ばである現状も。

 石油や原子力に依存する暮らしから、びわ湖の森とつながり直す暮らしへとシフトしていくためには、まず、正しい知識を広めていくことと、いろんな立場、いろんな世代の人たちが協力し合えるつながりをはぐくんでいくことが必要、と、あらためて感じています。

 今回はインフルエンザで急に参加できなくなった方もたくさんいらっしゃいました。
 現時点で次のおうちカフェの予定はありませんが、これからも、びわ湖の森とつながる暮らし、石油や原子力や電気に依存しない自立型の暮らしを、一つ一つ形にしていくための取り組みをしていきたいと思います。

 こうしたイベントの時以外でも、身近なエネルギーや資源を生かした住まいと暮らしについての相談は随時受けていますので、こんなことが知りたい、こんなことをやってみたい、ということがありましたら、お気軽に碧いびわ湖までお問い合わせください♪


(おまけ:中野さんちで見つけた、かわいいティーポット用セーター。お友達の手作りなんだそうです。素敵ですね。)
  


2012年02月07日 Posted by aoibiwako at 15:02Comments(0)おうちカフェ

1/24 薪ストーブおうちカフェ第2回(彦根)

原子力や石油に頼らない、身近なエネルギー「薪」を生かす暮らしを始めませんか?

10月に続いて、薪ストーブのある彦根の中野さん宅でおうちカフェを開きます。
ホストは薪ストーブユーザーの中野和子さん、ゲストは薪のある暮らしのスペシャリスト、回渕享治さん(マックスウッド)です。
これからの住まいとエネルギー、薪のある暮らしの実際、びわ湖の森の現状と私たちにできること…
薪ストーブで暖をとり、あったかい飲み物をいただきながら、いろんなお話を伺い、みんなでおしゃべりして、薪のある暮らしに向けて、一歩を踏み出しませんか。

2012年1月24日(火)
13:00~15:30頃
 (12:00頃から解放してくださっているので、お弁当ご持参で
 早めにおいでいただくことも可です)
中野さん宅(彦根)
参加費:500円
定員:20名(先着順 1/19締切)
ホスト: 中野和子さん
ゲスト: 回渕享治さん(マックウッド)

【内容】
 ○これからの住まいとエネルギーのお話
 ○薪、森、木質エネルギーについてのお話
 ○薪ストーブのある暮らしの体験談
 など

交通手段:自家用車もしくはJR

自動車の方には中野さん宅の地図を、
JRでお越しの方は能登川駅の集合時刻を、
お申込み時にお知らせいたします。

申込み・問合せは、碧いびわ湖まで
TEL 0748-46-4551
FAX 0748-46-4550
メール info★aoibiwako.org(★を@にして送信してください)


→前回のおうちカフェの様子
 「薪ストーブおうちカフェ開催しました!」
 
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e700513.html


→中野さんちの薪ストーブライフ
 「我が家の薪ストーブライフ~中野さん一家編~」
 
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e682276.html


→薪ストーブ設置のご案内
 「薪の炎ある暮らし」
 
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e682264.html



  


2012年01月12日 Posted by aoibiwako at 14:09Comments(0)おうちカフェ

薪ストーブおうちカフェ開催しました!

村上です。昨日、10月30日に彦根の中野さん宅で開催させていただいた、おうちカフェの報告です♪

小雨の降る中、10組(大人14人、子ども6人)で集まりました。

中野さんちは藁を積みあげた壁をつかった「ストローベイルハウス」。室内はすべて、木と漆喰の自然素材で仕上げられています。薪ストーブが置かれたリビングに集ったみんなが、その心地よさを感じながらのスタートでした。

まずは、ぐるっと自己紹介。どこから来たのか、今日はどんなことに期待しているか、一言ずつお話ししていただきました。



次にオーナーの中野桂さんから、薪ストーブを設置した経緯や、薪ストーブのある暮らしなどの実際をお伺いしました。



お話と質問がひと段落ついたら、マックスウッドの回渕享治さんの実演で、薪ストーブに火を入れるのを見せていただきました。煙をあまり出さず、かつ簡単につけられる着火方法(「上から着火」、または「ボルケーノ着火」)を見せていただいたのですが、あまりに簡単に火がつくので、一同、びっくりしました。





薪ストーブの火が少し大きくなり始めたころ、外に出て、みんなで薪割り体験。小雨が降っていましたが、桂さんの指導のもと、子どもも、男性も、女性も、体験をさせてもらいました。
やっぱり、薪割りは簡単じゃないけど、割れると楽しい!もちつきとも似た楽しさがあるなぁ、と思いました。









小雨にぬれた身体も、部屋に戻るとあったかい薪ストーブで乾きます。

中野和子さんが準備してくださったパンとジャムとコーヒー、さらに、参加者のお一人が持参してくださった玄米コーヒー(ノンカフェイン!)をいただいて、少しわいわいとお話しました。









そして次に、回渕さんのお話を伺いました。
森のエネルギーを使わなくなった日本の森が抱えている問題を、森のエネルギーを使い続けてきたヨーロッパとの比較の中で解説していただいたり、開発に取り組まれている滋賀オリジナルの蓄熱式薪ストーブの話や、ペレットストーブについてのお話などを聴かせていただきました。

その後、少し質問などを交えたころに、予定の時間となり、お開きとなりました。

今回のおうちカフェでは、薪ストーブとペレットストーブのどっちを選ぶのか、高齢になって薪割りができなくなったときに燃料をどう調達するのか、燃料のコストはどうなるのか、など、いろんな疑問や課題が出されました。
中野さんと回渕さんにもいろんなお話しをいただきましたが、二時間半の中ですべては消化しきれませんでした。

やっぱりそれだけ、薪ストーブは奥が深い!ということなのでしょうか。それとも、それほどまでに私たちの暮らしが森から遠くなってしまった、ということなのでしょうか…。

今回だけでは話し足りなかったので、薪ストーブを囲んでのおうちカフェ、この冬のうちにもう1、2回はやりたいと思います。

開催が決まり次第、追ってブログなどで案内しますので、今回参加できなかった方も、今回参加したけれどもっと話がしたい、という方も、ご参加ください。続報をお楽しみに!

さいごになりましたが、会場を提供してくださったホストの中野さんご夫妻、お忙しい中かけつけてくださったマックスウッドの回渕さん、そしてご参加くださったみなさん、ありがとうございました!
  


2011年10月31日 Posted by aoibiwako at 23:35Comments(0)おうちカフェ

薪ストーブのおうちカフェ10月30日(日)

碧いびわ湖/おうちカフェ/薪ストーブ

この冬は、薪ストーブのあるお宅でおうちカフェを開きます。
まずは彦根にお住いの中野さんのお家から。

→中野さんちのおうち紹介
 「我が家の薪ストーブライフ~中野さん一家編~」
 
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e682276.html



薪ストーブで煮詰めた和子さんお手製のりんごジャムを味わいながら、薪のある暮らしについておしゃべりしましょう。
マックスウッドの回渕さんから最新の薪ストーブ事情のお話も聴けます。
お申し込み・お問い合わせは碧いびわ湖まで。

2011年10月30日(日)13:00~15:30
中野さん宅(彦根市)
参加費:500円
定員:20名(先着順 10/25締切)
交通手段:自家用車もしくはJR

ご自宅の場所や交通手段は、お申込み時にお知らせいたします。

申込み・問合せは、碧いびわ湖まで♪


→薪ストーブの設置を考えている方へ
 「薪の炎ある暮らし」
 
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e682264.html  


2011年09月28日 Posted by aoibiwako at 11:18Comments(0)おうちカフェ

第6回おうちカフェ・・・も特別編(おうちにあるアトリエです)



県内各地の会員さん宅を回って、住まいや暮らしについて、
気楽におしゃべりする好評企画「おうちカフェ」の第6回は
特別編。米原(旧山東町)にある「クチートとみおか」(自宅
ショップ)で行います。

自宅ショップの開業時の資金節約=アイディア実例見学
「こめぬか」「あずき」の利用アイディアのお披露目もします。

 □とき:2011年1月19日(水)14:00~
 □ところ:クチートとみおか(米原市旧山東町)
 □参加費:500円(お茶とお菓子代)
 ※定員5名
 ※要事前申込み
 ※電車の方は、JR醒ヶ井駅に13:40集合です。
  迎えにうかがいます。
 ※豪雪の場合は、中止になることがあります。

 □お申し込み
  電話・ファックス・Eメール・郵送のいずれかの方法で、
  碧いびわ湖までお申し込みください。

 <申込み先>
 碧いびわ湖(平日の9:00?18:00)
 521-1311滋賀県蒲生郡安土町下豊浦3番地
 電話 0748-46-4551・ファックス 0748-46-4550
 Eメール info★aoibiwako.org (★印を@に変えてください)



(参考)
伊吹山が見えるアトリエから 
クチートとみおかの
湖北田舎暮らし日記
http://blog.ko-blog.jp/cucito-tomioka/
  


2010年12月21日 Posted by aoibiwako at 18:03Comments(1)おうちカフェ