自然落下式太陽熱温水器「サナース」設置完了!

aoibiwako

2012年07月14日 19:46


住まいづくり担当の村上さとるです。
竜王町で改築をされているFさん宅で、太陽熱温水器「サナース」の設置が完了しました。
もともとは薪ストーブの設置相談からスタートしたのですが、せっかくなら温水器もやりたいねー、とおっしゃってくださり、いろいろ検討した結果、自然落下式の「サナース」を設置することになりました。
この機種を選択された理由は「直圧式よりも低価格」「リモコンで温度が見られる」という二点でした。
サナースには今回設置した200Lサイズより小さい135Lサイズもあるのですが、お子さんが二人いらっしゃることと浴槽がそれほど小さくないことを勘案して、200Lサイズをお薦めしました。

設置したのは6月、時折雨もぱらついた曇りの日。
設備屋さんお二人と一緒に、施工をしました。


まず、本体はこんな感じで届きます。
一番大きな箱が、タンク。
その上に乗っているのが、真空管。
左側の小さな箱が、架台です。


最初に、架台を組みたてます。


組み立てた架台とタンクを屋根の上にあげて、


針金で架台を固定したあと、タンクをとりつけます。


そこに、真空管を一本ずつさしこんで、


温度と水位センサーのとりつけや断熱をして、本体の設置が完了です。
(と、言葉で書けばあっという間ですが、実際はいろいろと手間がかかってます(笑))


次に、お風呂と太陽熱温水器との間を設備屋さんに配管してもらいました。
下のグレーの部分を通って、水が温水器にあがります。途中に電気制御の弁があり、これを室内のコントローラから制御します。
お湯は、上の黒いところを通って屋内に入り、お風呂に配管されています。


お風呂のなかには、混合栓が二つあります。
左がボイラーからの蛇口。右の浴槽についている混合栓が、太陽熱用の蛇口です。
Fさんのお宅は、追いだき機能のあるボイラーをつけられましたので、温度が上がりきらないときでも、ぬるま湯から沸かしなおせます。(水から温めるよりずっと省エネ)


そしてコントローラを、台所のボイラー(右)のリモコンの隣(左)に設置。
ここで、現在温度と水位の表示や、弁の制御などをします。
さいごに使い方をご説明して、無事、設置が完了しました。

設置から1カ月ほどたった先日、お伺いして「太陽熱温水器の調子はいかがですか?」
とお尋ねしたところ
「めっちゃ助かってます〜!(太陽熱温水器を)つけてよかったです〜!」
と満面の笑みでおっしゃっていただけました。
あぁー、よかった!
それまでのいろんな苦労や悩みが吹っ飛ぶ瞬間です♪


ちなみにこちらのお宅では、薪ストーブの設置も進行中。
もうしばらくで、完成予定です。

***

後日、お伺いしたインタビューがこちらです。
”家にいて「楽しいなぁ」って。”
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e1101408.html


太陽熱利用についての詳しい情報はこちらです
 →「はじめよう、太陽熱利用」


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