昨年、知り合った方からEDE(エコビレッジデザインエデュケーション)
という学びのプログラムについて、情報をいただきました。
http://www.ede-japan.org/
*
そちらの公式サイトに、プログラムのレポートがアップされていますが、そ
の中でも、経済をテーマにして、田中優さんを講師にされた回のレポートが
かなり詳細にアップされていました。
その中から、気になった部分を抜粋して、だらだらと個人的な雑観を下記し
てみます。よかったらご覧ください。
レポート全文は
こちらのページ(EDE-japan公式サイト)でご参照ください。
+ + +
●経済成長率1%の現在、企業は1%しか儲からず、
6%の金利は払えず、現代の銀行はもう成り立たない
。金融がミスマッチしており、日本は金融教育がなっ
ておらず・・・
→経済成長率1%=企業は1%しかもうからない
ということに「へぇ〜」連発。
=金融教育がなされていない自分を痛感(苦笑)。
●[仕事をつくること]
会社を起こすのは難しいが、例1:酒付きの人が10
人いたとすると、各々が収入の10%を出せば一人雇
え、居酒屋が作れる(10%かける10人は100%)
。例2:7世帯がグループを組み、そのうちの一組が
料理を一日一回作れば、1週間に1回料理を作れば済
む。作れない日は変わりにお金を払えばいい。そうす
るといずれ7世帯のうち1世帯くらいは、料理だけで
食べていけるようになる。仕事を作るというのはこの
様なことであり、自分たちでお金を回すこと。(エコ
ビレッジをつくるならまず台所から作ってほしい。)
→例示されていることと、「会社を起こす」こととの違いがもうひとつわからな
い。例示されていることは、ほんまに「仕事をつくること」なのだろうか??
優さんが言うのだからたぶんそうなんだろうけど、腑に落ちない自分のふが
いなさを痛感(苦笑)。
どなたか、よくわかっている人いたら、また、機会みつけて教えて下さい。
●この社会を緑にするにはよく法律を作って、大きな
ハケで社会を全部緑色にしようとする。そうでなく各
地域に緑の点をいっぱい作り、他がまね、どんどん増
やしていけば、いつの間にか全部が緑になる。
→なるほどそういうイメージか。
でも、案外、世の中には、へそ曲がりも多い?
●[地域活性化の程度=地域の資金量×回転数]で測
ることができる。⇒まず地域がすべきことは、東京に
お金を預けないで地域に残し、まわしていくこと。東
京から来た店では買わず地域の商店から買う。
→なるほど。ってことばかり。
やっぱり、もうすこし「経済」というものを、もうすこし理解せんとあかんのか?
東京や海外から来るより安いものを求める消費者心理と、上記されているよ
うな経済合理性とのミスマッチを埋めるためには、なにが必要なんでしょうか?
教育?
優さんは、当たり前のように言うけど、世の中、そういう風に動いていないと
いうことは、常識(大多数の認識)にはなっていないということですよね・・。
●農家が苦しいのは仕組みが悪いからであり、自分た
ちで仕組みを作れば良い。知恵を使えば、農家の収入
を上げていくことが可能。学歴によって知識を増やす
ことはできるが、知恵を増やすことはできない。知恵
を増やすには困っている現場に行き、観察すれば知恵
は現場に転がっており、それを拾ってくる。
●子供たちは大学で出て行って、二度と帰ってこない
。そうするとお金(地域の人材)が戻ってこないこと
になる。
●その地域の教育機関を本当にニーズに合うものに変
えていくことが大事。学費は最大部分なので、外に流
させない。
→やっぱり、生業(生きていくための糧)を得る「学び」が求められてますね。
現場、自分のからだを動かす(行動)でしょうか。
●みんな「いいもの」をつくろうとする。そうでなく
[今、現に「売れているもの」を「いいもの」にする
]ことが大事!まずマーケットがなければ成功しない。
→なるほど。
ちなみに、なんだろう、現に売れているもので、地元のものでいいものに替え
られるのは?考えてみよう。
●欧州は金がいらない社会を作って暮らしている。こ
れが本当のセキュリティ。⇒お金は単なる手段。お金
をこき使って、お金を使わない社会をつくればいい。
資産から得られるものだけで生活できたら楽勝で暮ら
せるが、日本人は資産と負債を勘違いしている。(別
荘、ヨット、車等)所有していて金を失うものは負債。
所有していて金を得るものが資産。
→頭ではわかるような気がするけど、感覚的には全然わからない。
それだけ、自分の暮らしの周りに資産がないってこと?!
もちろん、周りにいる人とのつながりは、セキュリティだと感じるけど、それ以
外になにがあるやろ???
●本当に自分が好きなことをやろう。日本人は努力忍
耐が好きなので、みんな横並びで自分に不向きなこと
に努力する。自分に不向きなことは向いてる人に任せ
よう。自分に一番向いているものは、[暇なときにし
ていること]。自分が好きだから皆好きだろうと思い
込みがちだが、そんなことはない。自分の本当に好き
なことを見つけて、それを努力してトータルで生きら
れれば一番いい。
→そうでありたいです。
ちなみに、最後の「トータルで生きる」って、どんなイメージでしょうか?
以上
(ねぎやま)