薪ストーブを囲んで~第2回おうちカフェご報告

aoibiwako

2010年02月10日 22:26

村上です。
今日は、びわこ未来プロジェクト主催、第2回おうちカフェが、湖南市菩提寺のOさん宅で開催されました。



【今日の概要】
今日は大人16名+お子さん1人+犬1匹の参加。
最初にOさんから薪ストーブのある暮らしの実態をお伺いしたあと、外に出て煙突掃除の実際を見せてもらったり太陽熱温水器や太陽光発電パネル、畑の様子などを見せていただきました。
後半はリサイクル粉せっけん「びわ湖」を使った換気扇掃除の実演を、プロジェクトメンバーが実演。粉せっけんを使った洗濯や食器洗いについても話題は広がり、盛り上がりました。





【薪ストーブあれこれ】
薪ストーブについては、ただ暖かいだけでなく、「消し炭を使って魚や肉がおいしく焼ける」「ガスをほとんど使わなくなる」「子どもが火に慣れる」などの意外なメリットを教えていただくことができました。
その一方で、「煙突掃除が必要」「若いうちは自分で薪を調達し割ることができるが、年をとると薪の調達にコストがかかってくる」などの課題についても率直なお話が伺えました。
また、煙突掃除についても、Oさん宅では一月半~二月に一回だけど別の方は一年に一回でよいとか、Oさん宅では逆流したり雀が飛び込んだりするけれど別の方の家ではそのようなことはないとか、煙突の施工でその後のメンテナンスに影響が出てくることも学べました。
また、以前の薪ストーブと比べて、現在のストーブは効率がよく、薪の消費量が1/3くらいになった、とも。
効率のよいストーブを使い、ノウハウを持っている業者さんにお願いすることが、あとあとのメンテナンスの手間や燃焼効率に大きく影響することがよくわかりました。

【粉せっけんあれこれ】
後半の、換気扇の汚れ落としでは、粉せっけんへの再認識を深めてもらえることができました。
プロジェクトメンバーの実演や語りだけでなく、同じ甲南から来てくださった若いお母さんの体験談も加わって、これまで「臭い」とか「溶けない」という誤解をされていたみなさんにも、リサイクル粉せっけんのよさを理解していただけました。

【恩は先に贈るべし】
そして今日、全体を通じてみなさんを喜ばせてくれたのはOさんとそのお母さん手づくりの飲み物(牛乳甘酒、スイカズラの薬茶)やお菓子(焼き芋やさーたーあんだぎー)、それからOさん親子の、「恩」への姿勢でした。
Oさん親子曰く、「恩をもらったら、その人に何か物か何かでお返ししようとするのではなく、いただいた恩を、他の誰かに先送りするようにしている」とのこと。何かを人にあげるときも、「ただうちにものが余計にあるから分けているだけで、何かお返しをしてもらおうなんてまったく思っていない」と。
ストーブの設置や薪の調達についても、周囲の方がいろいろとお骨折くださるそうなのですが、そういう人づき合いができるのは、Oさん親子の、そういうすがすがしいお付き合いの結果なのだなぁ、と学ばせていただきました。

そんなこんなで、ためになって、楽しくて、心にも響く、第2回おうちカフェでした。

今日お集まりくださったみなさん、準備と進行に携わったびわこ未来プロジェクトスタッフのみなさん、そしてホストのOさん、おつかれさまでした。
そして、ありがとうございました!


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