こんにちは。住まいづくり担当の村上です。
先日、大津市の丸屋町商店街で、フロリダ出身の元教員、マーク・ブラッフォードさんが主催されている子どもと大人の学びの城、「
KASCLE」で、雨水タンクを三基、設置させていただきました。
KASCLEは「The Kansai Academy of Science, Culture, Language and the Environment」の略で、日本語では「関西 科学・文化・言語・環境 学園」。
KASCLEのテーマの一つ、「環境」の取り組みとして、すでに生き物の飼育やミミズコンポストなどをされていましたが、このたび、新たな取り組みとして雨水利用を導入されることになりました。
まず1基目は、三階の外階段の踊り場に110Lのポリエチレン製タンク。
このフロアは芸術活動のフロアなのですが、蛇口がないため、これまでは創作活動のための水を汲むためにわざわざ下のフロアまで降りなければなりませんでした。
雨水タンクを設置したことで、創作活動がずいぶんやりやすくなる予定です。
2基目は、一階奥にある洗濯機の横に、200Lのポリエチレン製タンク。
雨水は天然の「超軟水」なので、せっけんとの相性が抜群で、水道水よりも洗濯用水に適しています。風呂水ポンプを使って、洗濯に使います。
また、水槽の水を替えるのにも、塩素(カルキ)が入っていないので、カルキ抜きをせずにそのまま入れることができます。
そして3基目は、通り沿いの目立つところに、ワイン樽の雨水樽を設置。草木の水やり用で、ホースを接続できるコックをつけました。「バラフライガーデン」づくりのノウハウもお持ちのブラッフォードさん、この雨水を使って、きっと通り沿いにさらに緑を増やされていくことと思います。
ご近所さんとも仲良くフレンドリーなブラッフォードさん。ご近所さんにも自由お使いいただき、雨水の良さを理解していただきながら、雨水利用を商店街全体に広げたい、との夢もお持ちです。
私も、ブラッフォードさんとともに、まちぐるみの取り組みに広げていけたら、と思っています。ご近所にお住まい・お勤めの方々で、関心のある方がありましたら、ぜひご一緒ください。
(大津市には雨水タンクの設置助成金制度もあります。→
雨水貯留浸透施設設置助成金について(大津市企業局HP))
なお、明日、2月2日は、琵琶湖も登録されているラムサール条約の締約記念日である「世界湿地の日(World Wetland Day)」です。
今回の雨水タンクの設置も、
国際的なキャンペーンページに登録してくださっています。
ブラッフォードさんの語学力で、琵琶湖のほとり、大津から世界へ、雨水利用の発信もしていけそう、と思うと、さらにわくわくが広がります。
さぁ、まずは最初の雨よ、いらっしゃい~!
<関連リンク>
KASCLE Facebookページ
https://www.facebook.com/KASCLE/
KASCLE Facebookアルバム「Rain Barrels」
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.962080380546580.1073741958.196668310421128&type=3
比叡平のお仲間で、雨水タンク7基を共同設置!
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e954545.html
はじめよう!雨水活用
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e457729.html
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