恩恵ない究極の公害(市民環境研究所・石田代表に聞く)朝日新聞

aoibiwako

2011年12月08日 20:48

12/14水に行う勉強会のゲストの石田紀郎さんのコメントが、
朝日新聞(京都版・11/10)に掲載されていました。
ご紹介します。

(石田さんのコメント部分のみ抜粋してます。全文は、朝日新聞のサイトでお読みいただけます)

  *  *  *

■恩恵ない究極の公害■
―市民環境研究所・石田代表に聞く―


 なぜ、署名を呼びかけるのか。研究者として公害の現場を
長年歩いてきた元京都大教授(植物病理学)で市民環境研
究所代表の石田紀郎さん(71)に聞いた。

 核も原発も平和利用はありえない。落ち葉などの有機化合
物は紫外線と微生物によって分解され、次の生命のもとにな
る。放射能はこの自然の循環に組み込まれず、どうにもなら
ん。

 差別構造の上にしか成立しないとも言える。アメリカも旧ソ
連もフランスも、核実験は先住民やミクロネシアなど社会的
に弱い立場の人の土地でやってきた。電力会社が福島や福
井に原発をつくることと同じではありませんか。

 カネが落ちて地元は恩恵を受けている、という声がある。社
長や大株主は都会に住み、原発の立地やその近くに住んで
いる人で本当に金もうけをした人なんていない。なにより、家
も畑も墓までも全部が奪われる「恩恵」って何ですか。

 こう考えると、核も原発も究極の公害なのです。僕が公害
の現場を40年歩いてきたのは、みんなが安心して暮らせる
社会をめざしたから。なのに、福島の人をああいう目に遭わ
せてしまった。敗戦も経済成長も全部見てきた僕の世代は、
本当に苦い気分を味わっている。孫たちに申し訳ない。都会
でぬくぬくと生きている私たちがせめてできること、それが署
名運動です。


(出典)
「脱原発署名 府内でも」(2011年11月10日)
asahi.com> マイタウン> 京都> 記事
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001111100003


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