途上国の水問題学習会(草津 7/16 19時)
「水ビジネス」なんて言葉が新聞にも登場するようになりました。
世界的に人口が増える一方で水資源が減りつつある今、水が(金や石油のように)、投機の対象となり、お金の不平等が水(健康)の不平等につながりつつあります。
そうした動きに、私たちの「預金」が知らず知らずに使われているという話も耳に入ってきます。
きっとここで聴ける話は背けたくなる現実。
でもそれを知ることと、そのうえで自分に何かできるかを考えることから、明るい変化が始まるんだと思います。
(村上)
===
ジュビリー滋賀7月例会
「途上国に押し付けられた水の私営化と抵抗する民衆」
お話:堀内葵(AMネット)+短い映像
この間、途上国では水〔水道事業〕の私営化がIMF(国際通貨基金)などの融資の条件として押し付けられてきました。その結果、多くの場合料金が上がり、さらにはコストを下げるために設備の維持や更新がおろそかにされました。より儲けるために。
しかし、生活に打撃を受けた住民たちは黙ってはいませんでした。各地で私営化に反対し、立ち上がりました。たとえばボリビア・コチャバンバで多国籍企業ベクテル社の子会社に上下水道の運営が委託され、私営化が行われたときには、数万人の人が路上に出て抗議行動をやり続けて私営化を撤回させました。さらに私営化に反
対をする中で清潔な水を十分に手に入れられることが人のもっとも基本的な権利であるとの考えを生み出し、広めています。
実際、ウルグアイでは2004年に住民投票を通して「水へのアクセスは人権であり、公営企業が担うべき」という条項が憲法に付け加えられました。
森林・生態系の破壊、環境汚染、砂漠化などにより、地球のどこでも使える水が急速に限られつつあるなかで、政治任せではなく私たちが水をどう捉えそしてどのようにして分かち合っていくのかが問われているのではないでしょうか?
そこで今度の例会では、国内外の水問題について情報を集め発信しているAMネットの堀内葵さんを講師に招き、映像も交えながらお話いただきます。ぜひ、一緒に水について考えましょう。
日時:7/16〔金〕 19:00〜21:00
場所:草津市立まちづくりセンター308号室
(JR草津駅西口徒歩3分)
参加費:500円 申し込み不要
主催:ジュビリー滋賀 連絡先njrbf977〔アットマーク〕ybb.ne.jp (堀池)
関連記事