植物になった動物学者~日高先生、ありがとうございました。

aoibiwako

2010年02月08日 15:08



日高敏隆先生、享年79才。元滋賀県立大学学長。元おうみ未来塾塾長。2009年11月14日ご逝去。

「僕は動物学者だけど、死ぬ時は植物になる」
さいごは、そうおっしゃっていたと、ある方に伺いました。
植物になって、さくたんの種を撒いて、逝くのだ、と。

そのお言葉のとおり・・・、
昨日、京都市内のホテルで開かれた「お別れ会」に集った関係者は、学術関係者に閉じることなく、芸術家や文化人までが幅広く集いました。



フリージャズの山下洋輔さん(ピアノ)と坂田明さん(サックス)の生演奏まで飛び出したりして大いに盛り上がり!


「人はつくるもののではなく、自ら育つもの」
「自分で考えて行動して学ぶことが大切」
そのことを、自らの行動を通して教えてくださった先生でした。

そして、滋賀県立大学やおうみ未来塾でのお仕事を通じて、滋賀にいろんな可能性の種を撒き、新鮮な風を吹き込んでくださいました。

日高先生の身は滅びましたが、日高先生の心は、先生に学んだ私たち中で生き続けています。
日高先生が撒かれた種は、この滋賀で芽を出し、根を張り始めています。
日高先生、本当にありがとうございました!

(先生に出会えた幸せ者の一人より)


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